おはようございます。
今回は医師の収入について触れたいとおもいます。
厚生労働省の調査によりますと、
病院勤務医の平均年収は1400万円、
開業医の平均年収は2500万円ほど(平成21年度「医療経済実態調査」より)
といわれております。
実際のところ私の経験上どうかといわれますと
確かにその通りと言わざるを得ません。
。私は数年前までは大学病院勤務でしたが
年収は上記よりも少なかったですね。
開業してからはというと、大学病院勤務時代よりはぐっと増えましたが、
上記の開業医の平均年収には
まだ達していないのが現状です。
まず今回は、大学病院勤務医時代の収入について触れたいと思います。
大学病院勤務医の収入内容
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- 大学病院からの基本給
- 外勤先からの給料
- 当直バイト
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まず、大学病院からの基本給ですが、一般のかたからは信じられませんが、
入局から数年間はいわゆる無給時代をすごします。
大学によるかもしれませんが、私も入局後5年間は無給でした。
その後、分院などを経て、大学院を卒業し、
博士号を手にしたところではれて有給に昇格することとなります。
その間、約10年はかかると思われます。
外勤先からの収入
外勤先というのはなにかといいますと、大学からの給料がでないかわりに
大学病院が契約した各地の病院での外来などへ派遣され、
その病院からら給料をいただくといったものです。
各地といっても行ける病院は様々で、電車で一駅のところもあれば、
乗り継いで30分かけて向かう病院、なかには県をまたいで移動しなくては
ならないような遠い外勤先病院といったものもあります。
ただ、コストパフォーマンスのよい勤務先は
上の先生もなかなか手放さないため、入局して数年のドクターに
まわってくることはありません。
9時から12時の勤務で相場は4万円程度といったところです。
当直バイト
入院体制のある病院、救急対応をしている病院は
夜間は医師を一人は
確保する必要があります。ただ、その施設だけで
当直をまわすとなると、一人の医師への負担が
大きくなるため、若い無給医師などが
初めての病院で当直をしたりしているのが現状です。
夜間当直も様々で救急対応を求められる当直もあれば
18時から8時まで当直室に引きこもっているような
当直もあります。
相場は、平日4-5万円、土曜午後から月曜朝までで15-20万円といった
ところです。
独身の若い医師にとっては当直というものは
貴重な収入源になっています。
勤務医の具体的な年収は??
私の勤務医時代の収入といいますと
週に3回程度の外勤、月に1回の当直で
合計が手取り60万円程度、多い月で70万円
といったところです。年収にすると1200万円程度でしょうか。
平均収入よりは十分多いのですが、
30代になって、これ以上給料が増えていくことは少ないです。
基本収入が外勤先だけですので、増えるとしても
大学病院からの基本給分のみです。
ただ、大学病院勤務で朝8時から22時まで仕事、
週に1回は眠れない大学病院の当直をしたうえでの
給料ですので、30代後半になってくると収入的にも、体力的にも
負担が大きくなってくることは間違いありません。
ただ、それ以外での副業的なものも医師にはありますので
それはまた別の機会でお伝えしたいと思います。
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