おはようございます。
みなさん投資をされていますか。
こんな時に何をいっているんだとお叱りを受けるかもしれません。
ただ、それとこれとは別です。
しっかりとウイルス対策・予防をしつつも未来のために自分の資産を確保しておく、すごく大事なことです。
有事の金というように、
こんな時代だからこそ現金を持つことも大事です。
それは否定しません。
一方で、今の下落相場を利用して利益を出そうとしている人がいるのも事実です。
夏頃まで今の状態が続いたとして、我々の生活はいろいろ我慢を強いられますが、
大きく影響を受けるのは日本経済や世界経済でしょう。
特に日本経済は大打撃です、もともと経済の体力がない中で、いろいろと買い控えが起こっている状況ですから。
こんな時期に個別株はやらないでください。
投資した元本が減っていくのをみていくだけになります。
その個別株も日本の経済の未来が明るければ良いのですが、
今回のウイルスショック後からの日本経済は超高齢社会と相まって、
停滞から下落の数十年と呼ばれる時代になるかもしれません。
もしあなたが本業を他にお持ちならば、
今のジェットコースター相場において個別株による株の売買は控えてください(どうしても、この優待が欲しいとかの理由があれば別ですが)。
投資の基本は負けないことです。
続けていくこと、市場から撤退しないことが大事です。
そんなわけで、今回は今、下落相場だからこそ、長く続けることが可能になるインデックス投資に注目したいと思います。
(目次)
- 日米の金融意識の差
- インデックス投資とは
- インデックス投資のメリット
- おすすめのインデックスファンドは
日米のマネーリテラシーの差
そもそもインデックス投資という言葉を聞かれたことはありますか?
私は全く知りませんでした。投資=株ということぐらいでした。
個別株のことしか知識としてはありません。
しかも財務諸表が読めるわけでもなく、景気に疎い医師が株で利益を出そうとするのは、
ギャンブルしているようなもので当然、
損してばかりで次第と足が遠のいていたわけです。
それには、理由もあり日本でインデックス投資が始まったのは10年前くらいからです。
インデックス投資は昔からある商品でしたが
、日本で普及しなかったのは、銀行や証券会社がおすすめしなかったからだそうです。
手数料が圧倒的に安いため、利益にならないのです。
インターネットの普及に伴い、海外投資が可能になり、
ようやく日本でもインデックス投資が広まるようになりました。
それを最近まで知らなかった主な原因としては、
私自身の金融リテラシーの低さからきていると思われます。
日本人の投資に対しての意識の低さは下記レポートからもわかります。
金融庁が発表した「平成28事務年度 金融レポート」によると、
日本とアメリカの「家計金融資産」を1995年と2016年で比較した場合、
日本の資産は1,182兆円から1,815兆円と1.54倍となっているのに対し、
アメリカでは2,343兆円から8,821兆円と3.32倍になっており、
日本よりも大幅に増えています。
金融資産に占める「株式」や「投資信託」の割合でも日米で大きな差があり、
日本の18.6%に対しアメリカは46.2%となっています。
つまり、高度経済成長時代の汗水たらして働いて稼いだお金は美しい、
不労所得を美徳としなかった考えが、足かせとなり、
金融教育をしてこなかった日本とアメリカの差につながっているのだと思われます。
それでは実際にインデックス投資とはどういったものでしょうか。
インデックスファンドとは
インデックス投資(ファンド)とは、”投資信託”という金融商品の一種です。
そもそも投資信託とは、投資家から集めたお金を一つの資金として、
運用の専門家が、株式などに投資して運用する商品です。
投資信託には”インデックスファンド”と”アクティブファンド”の2種類あります。
インデックスファンドは各種指数に連動する運用成果を目指す投資信託です。
日経平均株価やTOPIX、NYダウなどがインデックスになります。
インデックスファンドはこちらに連動するように運用されます。
例えば日経平均が1%あがれば、それにあわせてインデックスファンドも1%あがるといったように、
あくまで平均株価(インデックス)と同じように変動します。
一方、アクティブファンドは投資家から集めたお金を専門家がインデックスを上回る成績になるように運用するものです。
インデックスファンドの利点
インデックスファンドの特徴・メリットをいくつか紹介させていただきます。
小額から投資可能
これはインデックスファンドだけではなく、
投資信託にいえることですが、
多くの人からお金を集めるため、集まった額は非常に大きくなります。
その分一人ひとりの負担がすくないため、たとえ100円でも投資可能になるわけです。
投資は怖いと思うのも当然ですから、
家計に負担をかけないように最初はお小遣いから始めるのがよいとおもいます。私もそうでした。
値動きがわかりやすい
市場平均と連動しているわけですから、
日経平均が3%あがったなら、投資しているインデックスファンドも3%あがったと感覚的にわかります。
個別株だと自分からスマホを見たりする必要がありますが、
インデックスならば一目瞭然です
運用コストが安い
投資信託は①購入時手数料 ②運用管理費(信託報酬) ③信託財産保留額の3点で経費がかかります。
①③はいまや0%という、投資信託があるのでそれを選べばよいわけですが、
②の運用管理費=運用コストというのはお金を預けている以上はかかってしまいます。
ただ、インデックスファンドは運用コストが安いのが特徴です。
インデックスファンドは信託報酬が年率0.2%前後から、それ以下という低コストのものもあります。
いっぽう同じ投資信託でもアクティブファンドの信託報酬は年率1.53%といわれています。
信託報酬は預けている限りは毎日発生するので、運用費が低コストの信託報酬を見つけることが重要になります。
アクティブファンドより成績がよい
アクティブファンドの目標は平均インデックスを上回る成績をだすということになります。
2015年の日本の調査ではアクティブファンドの80%近くが、
インデックスファンドより成績が劣っていたと報告されています。
世界でも同様でアクティブファンドの勝率は、アメリカが8%、カナダ34%、ヨーロッパ19%、チリ0%となっています。
インデックスファンドの勝利です。
どうしても信託報酬が高いためそれを上回る成績をあげれないといわれています。
分散投資になる
上のグラフのS&P500とはニューヨーク証券取引所などに上場している銘柄から代表的な500銘柄の株価を基に算出される、平均株価指数です。マイクロソフトやアップル、Facebookなどで構成されています。
つまりはアメリカの経済を表しているそのものです。
このS&P500という指標、つまりインデックスこそが一つの会社ではなく銘柄を分散していることになるのです。
これに連動した動きを示す
インデックスファンドというものは分散投資をしていることになります。
インデックスファンドを始めてからは
インデックスファンドを開始してから我々はどうすればよいでしょうか。
基本はなにもしなくてよいです。
投資したお金はアメリカの経済指数なわけですから、
各社の財務諸表をみたり、成績を気にする必要はないのです。
むしろ新聞やニュースでアメリカの経済がどうなっているか、世界は今何が起きているかを知るほうが大事になります。
インデックス投資のやり方としては、ドルコスト平均法をおすすめします。
投資の最終目標はいかに負けない、いかにリスクを分散させるかが重要です。
時間を分散することでのリスクを減らす方法がドルコスト平均法になります。
つまり毎月こつこつ、インデックスファンドに投資していけばよいのです。
ドルコスト平均法について書いています
おすすめのインデックスファンドは
日本で買えるおすすめのインデックスファンドになりますと
最初に買うのならば
楽天VTI(楽天・バンガード・ファンド全米)
か
楽天VT(楽天・バンガード・ファンド全世界)でよいのではないでしょうか。
楽天VTIはアメリカ経済を、楽天VTは世界の経済と連動するインデックスファンドになります。
どちらも信託報酬は0.132%と、低コストです。
まずは、投資を始めてみて面白くなったら、
他のインデックスファンドや、
米国株、ETFといった商品もあるので興味を持たれても良いかもしれません。
コロナショックとでもいうのでしょうか、
ウイルスの影響による経済のダメージはかつてないほどです。
いつ経済が復旧するかは現時点ではわかりません。
ただ間違いなく、今回もこの恐慌を乗り越えて、経済は成長拡大していくと思います(日本はわかりませんが)。
投資を始めるのに今ほど絶好機はありません。
今から少なくとも数ヶ月以内であれば、投資を始めて遅いということはありません。
好景気の時にいつ買えば分からず悩んでいた人はぜひ投資を開始して、
経済を学んでいきましょう。
証券口座を作るのこと自体は無料ですので怖からず、是非始めてみてください
知らなかった新しい世界がみえると思います。
それではよ1日を。
下記リンク先に
インデックス投資を現在進行形で運用しています。
インデックス投資の推移が知りたい方はぜひご覧ください。
この本も、すごく参考になります。インデックス投資を考えている方は是非お手元に!
こちらの記事もおすすめのインデックスファンドを紹介しています。
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