昔に比べて食の欧米化などにより食事で摂取できる栄養素も少なくなり、サプリメントを取り入れるのが当たり前になりつつあります。
サプリメントといったときにまず思い浮かべるのがビタミンとミネラルです。
ビタミンとミネラルは、サプリメントにおける定番、代名詞とも言えるものです。
実はこのビタミンとミネラル、特に男性に不足しがちな栄養素だと言われています。
今回は、ビタミンとミネラルについて触れていきたいと思います。
ビタミンとミネラルの役割
ドラッグストアなどでもビタミンとミネラルのサプリメントを、よく見かけます。
ずらっと並んでいるのを見て、人間が健康に生きていく上で欠かすことのできないものだということはおわかりいただけるでしょう。
では、ビタミンとミネラルというのは具体的にどのような役割を担っているのでしょうか?
まずビタミンについてですが、
ビタミンにもビタミンA、ビタミンB、ビタミンC、ビタミンDなどさまざまな種類があります。
ビタミンAやビタミンC、ビタミンEは抗酸化作用があり、
ビタミンB群はエネルギー代謝を、ビタミンDは骨の形成を助けてくれます。
ビタミンにはビタミンA、ビタミンB、ビタミンCといった分類だけではなく、
水溶性ビタミンと脂溶性ビタミンという分類もあります。
水溶性ビタミンに分類されるのは
ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、
ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン、ビタミンCがあり
脂溶性ビタミンに分類されるのはビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンKです。
水溶性ビタミンは水に溶けやすく常に補給していく必要がありますが、
尿として排出されるため過剰症のリスクは少ないです。
それに対して、脂溶性ビタミンは油に溶けやすく、飲み過ぎると過剰症による副作用のリスクが高くなります。
下記にそれぞれのビタミンの効能についても参考してみてください。
次に、ミネラルについてです。
主要ミネラルとしてはカルシウム、マグネシウム、リン、ナトリウム、カリウムなど、微量ミネラルとしては鉄、亜鉛、セレン、クロム、銅、マンガン、要素などが挙げられます。
鉄は全身に酸素を供給してくれます。
亜鉛は骨の形成に欠かせないものですし、ナトリウムやカリウムは筋収縮に欠かせません。
カルシウムとマグネシウムは骨の形成と筋収縮のどちらにも関わりの深いものです。
もともと人間の体の4%ほどがミネラルだと言われており、骨の歯の構成成分としてはもちろん、体液の浸透圧の調整や筋肉の正常化に役立っています。
ビタミンとミネラルは女性よりも男性のほうが不足しがち
男性にしてみると、ビタミンとミネラルというと女性がよく利用するサプリメントというイメージがあるかと思います。
確かに、テレビコマーシャルなどには女優さんが出演しているためそういった印象になってしまうのでしょう。
ただ、実際にはビタミンとミネラルというのは女性よりも男性のほうが不足しがちなのです。
女性と比べると男性というのは外食する機会も多いですし、外食時に意識して野菜を摂取するということもあまりないでしょう。
男性こそビタミンとミネラルをサプリメントで補っていったほうがいいのです。
筋トレなど体を動かしている男性ほどビタミンとミネラルが必要に
最近では自宅やジムなどで筋トレをして体を動かしている男性も多いかもしれません
筋トレなどをしている場合、普通に生活しているとき以上に多くのエネルギーが必要になります。
筋肉を合成するためには、タンパク質、必須アミノ酸が必要ですが、それを活かすための触媒として
ビタミン、ミネラルは必要になります。
食事だけではなく、サプリメントを利用してより多くのビタミンとミネラルを補給していくようにしましょう。
単独で摂取するのが大変な場合は、マルチビタミン摂取をお勧めします。
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