【 読んだら忘れない読書術 】- 書評

その他・雑記

最近本を読んだため備忘録として書評をしていきたいと思います。

そもそも、この本を読んだ経緯ですが、最近私は色々と本を読みあさっています。

振り返れば高校生時代まではよく本を読む人間でした。

好きな作家として、パッと思いつくところで、高村薫、吉村昭、新田次郎、原りょう、レイモンドチャンドラーから、純文学、夏目漱石、太宰治など、あとはホラー小説、横溝正史、このホラーがすごい なども読みあさっておりました。

ただ、大学、医者になってからは本を読むという行為への時間が取れず読書からは遠ざかっていました。

最近、開業してから比較的時間が取れるようになり、改めて最近は本を読むようになりました。

ただ、以前のような小説はなかなか手が出なくなりました。

なぜかと自分で考えたのですが、学生時代は感受性が大変豊かな状態であり、小説に没頭できていたのかなと思っております。

今の自分は少し冷めた目で世の中を見たり、また心を剥き出しにして周りの人と接すると自分を見失いそうになりそうな感じがするため、どうしても小説といっても斜に構えてしまうのです。

小説を本当に楽しめないのは社会人として生きるため、昔のような感受性を押さえ込んでいるからではないかと勝手に分析しております。

そのため、今読んでいるものは世界の経済の本や社会情勢、これからどういった社会になるかといったビジネス書が中心となっています。

今改めて、経済やお金の本を読むことがすごく新鮮で面白いなと思っています。

ただいくつもビジネス書、経済の本などを読んでいますが、どうしても忘れてしまう、それらが自分の身になっているのか疑問に思い、効率の良い読書がしたいため、この本を読むようになりました。


作者は樺沢紫苑(かばさわ しおん)という精神科医の方です。

札幌医科大を卒業され、今はいろいろな講演を中心に活動されている方なのでしょうか。

SNSを駆使して色々と情報を発信されているようです。

 

今回の「読んだら忘れない読書術」を読み、私なりの3つのポイントを紹介したいと思います。

今回のポイント

  • 読んだ本をしっかりとアウトプットする
  • 全体を把握してゴールと読み方を決める
  • 読書のポートフィリオを作る

今回の本の内容で私が気になったポイントを3つ挙げてみました。

それでは一つずつ検討していきましょう。

 

読んだ本をしっかりとアウトプットする

脳が「重要な情報」と判断する基準は2つです。「何度も利用される情報」と「心が動いた出来事」です。

 

我々人間は重要な情報以外は、基本忘れていく生き物のようです。それを覚えていくためには何度も利用されるしかないのです。

つまり何度もアウトプットをするということです。

著者は本をマーカーでラインを引く、人に勧める、SNSでシェアする、メルマガで書評するといった一連の流れを作っているようでこれをすることで本を読んだことを覚えられるようになったそうです。

これが一番大事でしょうね。読んだ本の書評をしてアウトプットする。

そんなわけで私もこのブログで早速、取り入れてみました。

このような実用書の場合は、ポイントを見つけてアウトプットすることは比較的簡単ですが小説や、経済本などはどうするか検討ですね。

あくまで大事な要点を3つほど見つけてそれをアウトプットしてみるかですが、小説なんかだと難しいです。

全体を把握してゴールと読み方を決める

①全体を把握する ②本を読む目的を設定する ③「速読」か「精読」を決める

 

読んだら忘れない方法としてはアウトプットをするということになりますが、実際どのように読むかになります。

忘れない読書というのは大事ですが、それでは1ヶ月に1冊丁寧に読むようでは時間がもったいないです。

読むスピードが速いからこそすぐ読んでしまい、すぐ忘れてしまうのです。

しっかりとアウトプットをするつもりで、どのように読むかということが大事になります。

まずはパラパラと本をめくって、全体像を読み切ったうえで、その本から何を学べそうかを探します。

最後にサッと読める本か、丁寧に読むべき本かを検討して、いつまでに読むかのゴールを決めるべきと作者は言っています。

この本でいうと、作者が読書好きになったのは高校1年生で、”グイン・サーガ”という小説を人に勧められてハマったのがきっかけで読書に没頭するようになった経緯や作者の本の選び方(専門書は大型書店で探す、ネット書店のレビューを参考にする、偶然の出会いを大切にする)といった内容に関してはあまり、参考になりそうにないところですので、流し読みで良いのかもしれません。

そうすればこの本などは2−3時間あれば読み切ってしまいます。

つまり、読んだ本の大事なポイントをいかに早く見つけて、要点化してアウトプットするべきなのでしょう。

読書のポートフィリオを作る

本によって得られるメリットや自己成長を「利益」と考えれば、読書は「投資」ととらえられることも可能です。投資の世界と同じように、読書の世界においても、短期投資、中期投資、長期投資の本をバランスよく読みましょう。

 

なかなかこれは眼から鱗の発想でした。

私も読書は趣味と考えていたので、わざわざお金を払って読みたくない本を読もつもりはありませんでした。

しかし、読書を自己投資、栄養と考えれば話は別です。この世の中には何万と言える種類の本があるわけです。

どれか一つに偏るのではなく、自分の読書内容をアセットアロケーション(資産配分)をして、自分というインデックスを高める必要があります。

作者は超短期投資としてネット情報、新聞、短期投資としてノウハウ本、

中期投資として仕事術、勉強法の本、長期投資として哲学思想の本をあげています。

経済の本や実用書ばかり読むのではなく、自叙伝や人の考え方の本を読むことも大事なのでしょうね。

その中で自分の中でのハマるポイントみたいなものが出てきたり、忘れられないようにしていくことを意識していきたいと思います。

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  • 読んだ本をしっかりとアウトプットする
  • 全体を把握してゴールと読み方を決める
  • 読書のポートフィリオを作る

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読書後の感想

1冊読んでみましたが、自分の中で大事なポイント、得られたポイントはこの3つでした。

これを忘れずに、参考にして読書をしていきたいと思います。

1500円の読書なわけですから、読んでおしまいではなく何か身に付けて今後に活かしていきたいと思います。

ただ、この読書術はあくまでノウハウ本や実用書むけの読書なので、小説などはどうするべきでしょうか。

そこら辺がこの本には書かれていませんでした。

小説は全内容を把握し一つの作品に浸るものなので、小説を読んでこの3つが大事なポイントとかを決定するのは難しいのかもしれません。

あくまで実用書などに限った読書術かもしれません。

今回私の栄養になったのは、読書後はとにかくアウトプットをして、忘れないということですね。

これを継続していきたいと思います。

 

 

今回は「読んだら忘れない読書術」を書評してみました。

この本を参考に、また当ブログでいろいろな本をアウトプットしていきたいと思います。

興味がある人は一読してみてください。

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